高貴な輝きで女性たちを魅了する真珠の秘密

洋の東西を問わず人々に愛されてきた真珠は、世界最古の宝石であると言われています。古代の日本においても真珠は「シラタマ」と呼ばれ、その名は古事記や万葉集などに登場するほか、正倉院の宝物としても大切にされてきました。どんなに時を経ても、変わらず女性たちを魅了してきた理由はいったい何なのでしょうか?そこにはもっと真珠を好きになる、たくさんの秘密が隠されていました!

世界中で語り継がれる真珠にまつわる伝説たち

「神の涙」「月の滴」「人魚の涙」という美しい呼び名を持つ真珠には、それにふさわしい伝説もまた語り継がれています。真珠にまつわる伝説について最も有名なものは、クレオパトラがローマの英雄アントニウスの目の前で、真珠のイヤリングを酢に溶かして飲みほした、というものでしょう。これによって彼女はアントニウスの愛を勝ち取り、エジプトを救ったのです。

また、ギリシャ神話においては、愛と美の女神アフロディーテが誕生した時、その身体にまとっていた泡が真珠になって零れ落ちたという伝説もあり、真珠はアフロディーテの標章とされました。そのほかにも、世界には真珠にまつわる美しい伝説が数多く残されているのですが、いずれも真珠に女性性を感じさせる内容となっており、真珠がはるか昔から女性の愛や母性を象徴していたということが伺えます。

宝飾品として愛でるだけでは物足りない!? 様々な薬効があった真珠薬

真珠は宝飾品として大きな価値を持っていましたが、実は世界中で薬として服用されていたことも知られています。世界三大美人のクレオパトラと楊貴妃は、その美しさを保つために真珠を愛飲していましたし、フランシス・ベーコンという哲学者も記憶力の向上を目的として真珠を服用していました。

日本でも万病に効く「真珠丸」として真珠薬が評判を呼んだほか、生まれたばかりの子供が美しく元気に育つようにと真珠粉末をなめさせる習慣もありました。現在でも真珠は健康食品や化粧品の有効成分に用いられることも多く、美や健康を求める人たちの熱い視線を集めています。

フォーマルでも、カジュアルでも、女性らしい魅力を引き出す真珠のアクセサリー

真珠の持つ柔らかい光は使用するシーンを選びません。フォーマルなシーンでは清楚で上品な印象を与え、カジュアルなシーンではエレガントさをちょっぴりプラスすることでオトナカワイイ印象を与え、身に付けた人を強く印象付けてくれます。

真珠は流行に左右されず、どんな年齢の女性にも似合うということが大きな魅力です。自身を格上げするアクセサリーとしても、一つは持っておきたいアイテムであると言えます。

こんなにも女性を幸せにする効果が!真珠に秘められた大きな力

真珠は母貝のなかで大切に育まれ、時間をかけて少しずつ成長していきます。そして、人の手によって貝の中から初めて取り出されたその瞬間から、たおやかな美しさで人々を魅了します。

真珠には母性と処女性という2つの性質があり、女性と深いかかわりを持ちます。真珠の持つ母性は、身に付ける女性が内包している愛情深さ、慈悲深い優しさ、上品な美しさを引き出してくれます。女性と特に関わりが深い妊娠、出産においても、大きな守護を与え、母体を守り、安全な出産へ導いてくれることでも知られています。一方で、真珠の持つ処女性は、女性に清らかな美しさ、年齢に左右されない若々しさ、意中の人を虜にする魅力を身に付ける女性に与えてくれます。

さらに、真珠の宝石言葉には健康、長寿、富、といったものもあり、日常的に身に付けることで、さらに効果が高まるとされています。

女性として生まれた喜び、幸せをことごとく与えるパワーに満ちた真珠。常に身近に置いて、その恩恵をめいっぱい受け取りたいものですね!

まとめ

真珠は「高価な宝飾品」というイメージがありますが、その高貴な印象に違わず、持ち主を幸福に導くすばらしいパワーを秘めています。日本は「世界一美しい」とも称されるほど高品質な真珠の産出国です。人々を魅了してやまない本物の輝きをぜひご自分の目で確かめてみて下さいね。