アクセサリーとして身に付けたピンクの石、一瞬裏切られたと思いきや幸せが結末が！≪パワーストーン体験談≫

性別：女性
年齢：33歳
購入目的：彼氏が出来ない私に、友人が勧めてくれました
パワーストーンの種類： ピンクの石
タイプ：ブレスレット

私は中学校から大学を卒業するまで、ずっと女子校育ちでした。気の合う友達と遊ぶ毎日は楽しかったのですが、ふと気づけば当時20歳の私には、男性の友達や知り合いが一人もいませんでした。
女子校には「男友達が多い生徒」と「女友達ばかりの生徒」の二択に極端に分かれる性質があり、私は間違いなく後者でした。
それでも毎日楽しいし「彼氏なんていずれ出来るだろう」とそう深く考えることなく、結局一度も彼氏が出来ないまま社会人になりました。

話を聞けば同期の女性たちは皆彼氏持ちばかりで、彼氏がいないのは私と自称（電化製品オタク）と名乗るＳＥ女子のたった二人だけでした。
私はさすがに焦りました。外見は男性からも「可愛い」と言ってもらえる機会も、たまにありました。だから多少自分に自信もあったんです。でもなかなか同期にも「男性を紹介してほしい」とお願いすることが惨めに思えてしまい相談できませんでした。
社会人になってからも、休日は学生時代の女友達とよく遊びにでかけました。学生時代の友達とは不思議なもので、会った瞬間「女子高生だった自分」に戻る事ができて、彼氏が出来ない悩みでも何でもオープンに相談できました。
続々と社会人になって彼氏が出来ていく友達が私に「パワーストーンでも付けたらなんか変わるかもよ」と言ってくれて、そのまま数人でお店に足を運びました。

でも私は、昔から占いやパワーストーンなどの類に興味がありませんでした。勝手に「怪しい女性が水晶を持っている姿」を思い浮かべてしまう自分もいました。ところが実際に店舗につくと、とてもおしゃれで可愛いものが多いことに驚きました。
これだったら普通のアクセサリーとして日常にも使えると思い、自分好みのデザインだったピンクの石のついたブレスレットを購入しました。
半信半疑ではありましたが、アクセサリーとしては気に入っていたので、毎日肌身離さず左手首につけていました。

私は社内に好きな人が出来ました。私より8歳年上で、周りからも仕事が出来ると評判の先輩でした。
今まで何度も話す機会があったのですが、既婚者は対象外！と心に決めていたので、「カッコいいなぁ」とは思っていましたが、その人の前ではわざと「ガサツな女子」を演じて女性らしさをあまり出さないようにしていました。
昔から意外と惚れやすいと自覚していた自分は、その先輩に対しえ「絶対に好きになってはいけない」と自分で心の予防線を張っていました。
そんなある日、彼の担当している仕事でトラブルが起き、営業補佐の仕事をしていた私は夜まで彼の仕事を手伝っていました。
「好きになってはいけない。相手は既婚者！」と思ってはいたのですが…その思いとは裏腹に、彼の時折見せる優しさにどんどん惹かれていく自分がいました。
しかし「不倫は幸せになれるはずがない」と自分に必死に言い聞かせえ、相変わらず「ガサツな女子」を演じていました。
しかし心とは反対の態度をとる自分に、日々虚しさが蓄積されていきました。

そんなある日、彼への思いが募りついに飲み会のあと駅で二人きりになった時に「本当は好きなんです・・付き合ってほしいです・・」ついに言ってはいけない言葉を口にしてしまいました。
「浮気願望のある男性にとって、女性から言い寄ってこられることほど都合の良いことはない。」なんて頭では冷静な考えをしていても、気持ちがついていきませんでした。
彼からの答えは、「ありがとう、すごく嬉しいよ。でも一緒に仕事していて、君は俺の前ではガサツに振る舞ったりするけど、本当は繊細ですごく気が付く家庭的な女の子だなと感じてた。だから不倫なんかせずに、絶対にいい男をつかまえて幸せな家庭を築いてほしい。心からそう思うよ。」というものでした。正直とても意外でした。
そこそこ可愛い外見をしているという自信があったため、断られるという結果を全く予想していなかったんです。
帰りの電車では、なんだか恥ずかしい気持ちや悔しい気持ちが入り交り、左手のパワーストーンを見て「こんなの結局は効果ないよね」と裏切られたような気持ちで帰宅しました。
それからは自分の趣味に打ち込んだり、友達と遊ぶ日々を謳歌していました。

そんな時知り合いのおば様から、お見合いの話を頂きました。優しく誠実で申し分のない男性だったので、お見合いから半年後にスピード結婚。私が27歳の時でした。
大勢のお客様を呼んで昔から憧れていたホテルで挙式を行いました。その時一番前の席で本当に嬉しそうに拍手をしてくれている、以前に私が告白をした先輩の姿がとても印象的でした。私の幸せを心から喜んでくれている姿に感動しました。

そんな私も今では二児の母になりました。あの時裏切られたと感じたパワーストーンも、きっと良い御縁の方向に導いてくれたんだと今では思います。