日本最古の護符「勾玉」パワーで開運力アップ!

神話の時代より、勾玉には特別な力が宿るとされ、日本最古の歴史書「古事記」においても重要な場面で度々その名が登場しています。勾玉の強い守護力や霊力は、時の権力者や祭祀者にとって必要不可欠なものとされてきました。勾玉は三種の神器の一つにも数えられており、正当な皇位継承者の証として現代にまで受け継がれています。どこか歴史的なロマンを感じさせながらも、強いパワーを持つ日本最古の護符、勾玉。その秘密について掘り下げていきましょう。

太陽神アマテラスの勾玉

古事記では、太陽神アマテラスが弟神であるスサノヲを迎え討とうとする際に、髪や両腕に非常に多くの勾玉を付ける様子が描かれています。これは、単なる装身具としてではなく、アマテラス自身の霊力を高めるために身に付けた彼女自身の守護石であったと考えられます。勾玉を身に付けたアマテラスは非常に雄々しく、威風堂々たる姿でスサノヲを圧倒します。
その後、スサノヲの誤解を解くために誓約(うけい=占い)が行われますが、これによりアマテラスの勾玉からは5柱の男の神様が誕生します。この男神のひとり、アメノオシホミミの子供が地上へ降臨し、天皇の先祖となったのです。こうしたことからも、古代の日本人が勾玉に宿る呪術的な強いパワーを認めていたことがよく分かります。

勾玉の素材について

古墳などの遺跡から出土される勾玉はヒスイ、メノウ、水晶などで作られていることが多いのですが、ガラスや土器などで作られたものも存在しています。皇室に伝わる三種の神器のひとつ、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は糸魚川産のヒスイで作られていると言われています。我々の祖先にならって、ヒスイやメノウなどの国産のパワーストーン勾玉を身に付ければ、そのパワーをダイレクトに感じることができるでしょう。
とは言え、石を選ぶ際には直感が何より大切です。現在はさまざまな種類のパワーストーン勾玉が作られています。まずは今のあなたの願い事や感性に合う、お気に入りの勾玉を探してみてはいかがでしょうか。

勾玉の形について

なぜ勾玉があのような独特の形をしているのかについては諸説ありますが、一般には、以下のような説明をされることが多いようです。
・月の形を模したもの
・胎児の形をかたどったもの
・腎臓の形を模したもの(腎臓を乾燥させると、緑色の勾玉のような形状になるため)
・太陽と月、もしくは陰陽のマークを模したもの

現在のところ、どれが正しいのかはまだはっきり分かっていません。ただ一つ言えることは、古代の日本人が自然界の特別なパワーを引き出すため、あのような独特な形を生み出したということです。そう考えると、祖先の英知が詰まった勾玉がより愛しく感じられるようになるのではないでしょうか。

勾玉の持つパワーについて

勾玉はその神秘的なパワーから最高の護符であるとされてきました。災難や悪霊を退けるために祭祀に用いられたり、権力の象徴として身に着けられたりしていたのはそのためです。現代においても、魔除けや開運のパワーを持つことには変わりはありません。特に、受験、就職、結婚、出産など、人生をかけたここ一番といった勝負時に身に付けておくと、心強い味方となってくれます。
叶えたい願い事がある場合には、その願いに応じたパワーストーンでできた勾玉を持つことで相乗効果が期待でき、願いをかなえるための強力なお守りになってくれます。現代風にアレンジされたペンダントやブレスレットなど、身に付けやすいものもありますので、ご自身の感性にあったものを見つけてみて下さい。

まとめ

日本独自の強力な護符である勾玉は、古代日本人の魂のよりどころともいえる存在でした。勾玉をそっと握りしめると、古代から今に至るまで連綿と続く守護の力を感じることができます。実際に勾玉を手にして、あなたもその計り知れないパワーの恩恵にあずかってみてはいかがでしょうか?